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2010年7月25日

iPhone 4の供給不安定について

iPhone 4の部品供給元が不安視される件。
http://ameblo.jp/gogo-machead/
以下、つらつらと。

そこそこの台数を供給する際、例えばiPhoneならiPhoneを構成する部品類それぞれにおいて複数企業から同一品を調達するのが普通だ。
これは一社に依存した際、製造ラインの不具合など万が一の事態において、全く調達できないという事態を回避するため。
よくiPhoneでも発売すぐでバラしレポートが行われているが、各部品は複数企業から調達されているのも、複数のレポートをみればわかるだろう。
最新技術や最新の材料を用いた部品は複数企業からの調達が難しいので、綿密に相当前から供給計画をスタートさせる。

Appleは、部品の調達において枯れた技術の部品を使う。
例えばディスプレイは今回は、有機ELを使わず液晶を使った。
有機ELディスプレイは比較的新しい技術なんで製造元が限られていて、今回は単純に生産量が追いつかず、HTC Desireはディスプレイを液晶に乗せ替える決断を迫られた。
この点は、iPhone 4においてこの時期にこの有機ELをディスプレイに選択しなかった判断が優れていたとみるべきで、他のスマートフォンにおいても同様。
日本のガラケーでも有機ELを採用したのがあるが、途中からディスプレイを乗せ替えたなんて話はなく、供給量にみあった部品を選択出来ていたということだろう。

今回のiPhone 4に関しては、スーパー有機ELの供給不足とは違った話で、AppleのiPhone 4の需要目測の間違い、また、おそらくは取り組みの遅さや部品調達の甘さが原因だろう。
というのも、iPhone 4の供給計画にそった部品供給でメーカーは契約しているのに、需要増で部品が供給できないのは誰が悪いのか。
部品メーカーの製造ラインに不具合があるわけでもないようだし。
これだと、Appleの需要予測とそれにもとづく部品調達が甘かったとみるべき。
材料の過不足にも判断が必要だが、不足の時にはAppleとしては製造側を資金援助するなど手は限られているし、スマートフォン分野ではどうなのかは知らん。

Appleは、CPUチップの製造ライセンシーを得たメーカーだが、ファブレス企業なんだから、実際のところ設計やデザインとともに需要予測と部品調達はある意味で仕事的に生命線でもある。
ホワイトモデルにしても、この時期になって部品メーカーの製造ラインの生産能力が足りないなんて話は、それはどの段階で知っておかなければならないことなのかを考えれば、寝言的な話だ。

一方、噂は、Appleへの部品供給元の名前などとともに流れているが、あれは情報を流す側の事情でしかない。
裏をとる、ことができない情報はあんまり価値がない。
裏をとれませんでした、という経緯を情報として流すのは、状況を消去法で明確にすることができるが、裏をとれませんでしたを主題に情報を流している側は無能を晒したいのか、情報発信の枠を消化しているだけだろう。
要するに、噂として流れているようなのは、Appleから裏をとれないしAppleに突撃しても時間の無駄だし、裏をとれるところからとっているだけなんで、ああいう情報になる。
背後のゴニョゴニョした大人の事情もあるんだろうが。

iPhone 4の構成部品で調達が困難な部品なんてあるのか知らんが、まあAppleの利益率を考えただけでも、もうちょっと不安のない態勢が構築できそうには思えるが。

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