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2010年3月25日

iPadなど日本の電子ブック市場

エンドユーザーにとって電子ブックは、米国が市場まかせ、日本は個人所有のものを手作りで電子化または無料市場を貪る形になるのか。

電子ブックリーダー端末にともなう電子ブックの市場は、米国がAmazon、Sony、Barnes&Nobleなどにより市場が形成されている。
日本は携帯電話向け電子ブック市場が既に形成されている。

海の向こうでは、電子ブックリーダーによる電子ブック市場が盛り上がりを見せている。
日本では、エンドユーザー向け電子ブックリーダー端末の市場と呼べるものはなく、例えばKindleなどの端末が売れてもいなければ、見渡して競合もいない.

一方でiPadが日本でも発売される。
日本向けのiBookstoreを楽観視できず、どのような形になるかも不明なことからも、有志の手による著作権切れの無料市場を味わい尽くそうとするのと、個人所有のものをスキャナや裁断機などを用いて電子化する動きが目立つような。
現在のApp Storeでも日本語の電子ブックアプリも数多くあるのはわかる。

要するに、日本での電子ブックリーダー端末にともなう電子ブックの市場は、ビジネスライクな市場が育たず、個人所有の電子ブックの流出やシェアなどにより、当初に音楽におけるCDの市場が直面したのと同様な混沌とした格好になるんではと。
携帯電話向けの電子ブック市場は続くだろうが、新たな電子ブックリーダー端末向けのビジネスが醸成されないんではと思われる。

エンドユーザーからみれば、日常生活における書籍類の電子化での利用というのは緊急の問題でもなんでもない。
携帯電話向け電子ブック市場だけでも困らないし、継続して利用してない人の方が圧倒的に多いのは業界の市場判断をみればわかる。
日本での電子ブックリーダーによる電子ブック市場が盛り上がるのはいつか知らんが、対岸の出来事を横目に、ビジネスの土壌を形成していけないというのは残念な気もする。
日本では既にSonyやPanasonicが参入して失敗しているという事実も大きいが、今回は対岸の盛り上がりがハンパでない風に見えてしまっているので、関係者は気合いを入れる時期に関して気が気でない、のか。

書籍が売れないのと、書籍の電子化は別の話だろう。
現状での電子ブック化というのは、専用の販売ルートの仕様に応じたものをネットで販売しているだけなんで、これでは売れるかもわからない新しい販売ルートへコストを注ぎ込んでいるだけとなり、最終的には書籍の電子化が販売の話と直結してしまう。
書籍を電子化するといっても今すぐ利益につながるのは難しいので、結局、投資が難しく、投資に対する考え方も違う。

日本の電子ブックリーダー端末にともなう電子ブックの市場は、ビジネス的に早期に確立した方が、確立しないで荒れるよりマシだろうと思う。
するとAppleの姿勢と同じように聞こえてしまうが、Appleは端末で儲ければよかったので、憎まれ節が今も聞こえてくるだけのことだろう。

1 件のコメント:

株の売買 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。